不登校で勉強が遅れても大丈夫|9月から追いつける学び直しの考え方

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不登校で勉強が遅れても大丈夫|9月から追いつける学び直しの考え方

2学期が近づいてくると、「このまま勉強が遅れて大丈夫だろうか」と、ふと胸がざわつく方も多いのではないでしょうか。学校に行けていない間、教科書は止まったまま。まわりの子はどんどん先へ進んでいるように見えて、焦りだけがふくらんでいく。そんな気持ちを抱えている保護者の方に、今日はお伝えしたいことがあります。

わが家の長男が学校に行けなくなったのは、小4の2月のことでした。最初のうち、私は勉強のことをいったん脇に置きました。ですが心の奥では、「遅れを取り戻せなかったらどうしよう」という不安がずっとくすぶっていたのを覚えています。あの頃の自分に伝えたいことを、この記事にまとめます。

「勉強の遅れ」に焦ってしまうのは、当たり前のこと

まず知っておいていただきたいのは、勉強の遅れに焦る気持ちは、決して親の心が狭いからではない、ということです。子どもの将来を思うからこそ、遅れが気になる。それはごく自然な愛情の形だと思います。

ですが、その焦りをそのまま子どもにぶつけてしまうと、「勉強=つらいもの」という結びつきが強くなり、かえって机から遠ざかってしまうことがあります。学校に行けない時期の子どもは、休んでいるように見えても、実は心のエネルギーをたくさん使っていて、すでに十分がんばっています。まずは親自身が「遅れは取り戻せる」と知って、少し肩の力を抜くこと。それが、子どもが安心して勉強に戻ってくるための、最初の一歩ではないでしょうか。

遅れは「学年」ではなく「つまずいた場所」で考える

「もう半年分も遅れてしまった」と、学年やカレンダーで遅れを数えると、その大きさに圧倒されてしまいます。ですが、勉強の遅れは本来、「学年」ではなく「どこでつまずいたか」で考えるものです。

たとえば算数は、前の単元が分かっていないと次でつまずく、積み木のような教科です。逆に言えば、つまずいた一段までさかのぼれば、そこから上はもう一度積み直せます。大切なのは、今の学年に無理やり追いつくことではなく、「その子が分かるところ」まで戻って、そこから始めることなのです。

無学年式なら、さかのぼって学び直せる

とはいえ、「どこでつまずいたのか」を家庭で見きわめるのは、なかなか難しいものです。学年をさかのぼって学び直したいとき、無学年式のオンライン教材はひとつの候補になります。学年の枠にとらわれず、理解できる地点まで戻って進められるのが特徴です。

気になる方は、不登校の子がどんなふうに学年をさかのぼって学び直せるのか、無学年式教材「すらら」の公式ページでのぞいてみてください。

わが家でも当時こうした教材を調べました。使用感の詳しい話は「無学年式『すらら』が不登校の子に有用か調べてみた」にまとめていますので、気になる方はあわせて読んでみてください。

一人で進めるのが難しいときは、伴走してくれる人を

教材を用意しても、子ども一人ではなかなか進まない——これも、多くのご家庭が通る道だと思います。とくに「何から手をつけていいか分からない」状態のときは、そばで一緒に計画を立ててくれる人がいると、ぐっと動きやすくなります。

つまずきの見きわめや学習ペースづくりを任せたいときは、不登校の子に対応したオンライン家庭教師・個別指導も選択肢のひとつです。画面越しに、その子の様子に合わせて進めてくれるので、外出のハードルが高い時期でも始めやすいという声があります。

くわしくは、不登校専門のオンライン個別指導「ティントル」の公式サイトから確認できます。

親が先生役をぜんぶ抱え込むと、親子ともに苦しくなりがちです。頼れる伴走者に一部を預けることは、けっして手抜きではありません。

「今すぐ全部」ではなく、1日ひとつから

遅れを意識すると、つい「毎日何時間も」と欲張りたくなります。ですが、学校に行けない時期の子どもにとって、いきなり長時間の勉強はハードルが高すぎます。おすすめしたいのは、「1日ひとつだけ」から始めることです。

計算を3問だけ。漢字をひとつだけ。それでも、ゼロと1のあいだには大きな差があります。専門家の解説でも、1日45分ほどの学習を続ければ、入試までに1教科の基礎を固められた例が紹介されています。少しずつでも積み上がっていく感覚は、子ども自身の自信にもつながっていきます。

大切なのは、「できた日」を一緒に喜ぶことだと思います。量が少なくても、「今日はここまでやれたね」と声をかけてもらえた経験は、次の一歩へのちいさな力になります。逆に、できなかった日を責めないことです。勉強は、止まったり進んだりを繰り返しながら、少しずつ前に進んでいくものだと考えると、親も気持ちが楽になるのではないでしょうか。

学んだ時間は”なかったこと”にはならない

ここで、制度の面でも安心材料をひとつ。文部科学省は、自宅でICTを活用して学習した場合などに、一定の要件を満たせば出席扱いや成績評価の対象になりうる考え方を示しています(文部科学省・不登校対策(COCOLOプラン等)について)。実際に認められるかは学校や自治体の判断によりますが、「家庭での学びも評価されうる」と知っておくだけで、気持ちは少し軽くなるのではないでしょうか。

なお、成績や評価のしくみそのものについては「不登校の子どもに『成績』はつくのか」で詳しく書いていますので、あわせてご覧ください。

おわりに——歩幅は、その子のもので

わが家の長男は、勉強から離れた時期を経て、小6のときに中学受験へと気持ちが向かい、準備3週間で私立中高一貫校に合格しました。その後も道はまっすぐではありませんでしたが、今は通信制高校で「やりたいこと」を見つけて前を向いています。あの焦っていた日々に、「遅れは、その子のペースで取り戻せる」と誰かに言ってほしかった、と今でも思います。

勉強の遅れは、学年で測るものではありません。つまずいた場所まで戻って、1日ひとつずつ。歩幅は、その子自身のもので大丈夫です。あなたとお子さんのペースを、どうか大切にしてくださいね。

参考サイト

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