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「今日も、行けなかった」。玄関先でうつむく背中を見送る朝は、胸の奥がしんとします。不登校の子どもを持つ親なら、覚えのある感覚ではないでしょうか。わが家でも登校しぶりが続いた時期がありました。「このまま欠席が増えたら、出席日数はどうなるのだろう」。その不安が、心の片隅から消えませんでした。そんな方に知ってほしい制度があります。不登校でも、自宅学習を「出席扱い」にできる仕組みです。この記事では、その仕組みと家庭でできる準備をお伝えします。
不登校の「出席扱い」制度とは?——自宅学習も「出席」になる
出席扱い制度とは、学校の外で学んだ日を「出席」として記録できる仕組みです。一定の要件を満たせば、校長先生の判断で認められます。対象は、学校外の相談機関やフリースクールに通うケースだけではありません。自宅でパソコンやタブレットを使って学ぶ「ICT等を活用した学習」も含まれます。
この制度は、文部科学省の通知にもとづくものです。2026年4月には、保護者や学校向けに内容をかみ砕いた新しいリーフレットが公開されました。民間施設での活動を出席扱いにした例が載っています。学校からの授業配信を成績評価につなげた例も紹介されています。「制度があるのは知っていたけれど、うちの子に当てはまるのか分からない」。そんな方にとって、判断の助けになる資料だと思います。
では、実際にどれくらいの子どもが認められているのでしょうか。文部科学省の令和6年度の調査を見てみます。自宅や学校外の機関での学習成果が指導要録に反映された児童生徒は、8万人を超えていました。決して例外的なことではありません。多くの家庭が、すでにこの制度を利用し始めています。
「うちだけが特別なことをお願いするのでは」。そう感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですが、これはすでに全国で広がっている、当たり前の選択肢のひとつです。



出典:文部科学省「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」
不登校の出席扱いになるための主な要件
自宅でのICT学習を出席扱いにしてもらうには、いくつかの要件があります。難しく見えるかもしれません。ですが、ひとつずつ見ていけば、けっして特別なことばかりではありません。
① 学校と連携できていること
土台になるのは、保護者と学校の十分な連携・協力関係です。学校に一切相談せず、家庭だけで自宅学習を進めている状態では認められません。逆にいえば、学校と足並みをそろえて進めることが、制度活用の第一歩になります。
② 学習の中身が計画的であること
次は、学習の中身についての要件です。パソコンやインターネット、郵送やFAXなどを活用した学習であること。そして、子どもの理解度に合った計画的な学習プログラムであることが求められます。ただ動画を眺めているだけでは足りません。その子に合った内容で、継続的に取り組んでいることが大切です。
③ 対面指導が行われていること
対面指導が前提とされている点も押さえておきましょう。担任の先生が定期的に家庭訪問をしたり、面談の機会を持ったりします。そうして、子どもの学習状況や様子を学校側が把握していることが求められます。子どもをひとりにしないこと。細くても学校とのつながりを保っておくこと。それが、制度の背景にある考え方なのですね。
学校にどう相談すればいい?
制度の要件が分かっても、「では、どう学校に切り出せばいいのか」と迷われるかもしれません。
はじめの一歩は、担任の先生への相談です。「家では少しずつ勉強に取り組めています」。そう伝えたうえで、「その学習を出席として認めてもらえないか相談したい」と続けてみましょう。最終的に判断するのは校長先生です。担任の先生を通じて、学校全体で検討してもらう形になります。
このとき役立つのが、先ほどご紹介した文部科学省のリーフレットです。資料を手元に置いて、「こういう制度があると聞いたのですが」と話してみてください。それだけで、話がスムーズに進みやすくなります。学校によっては、制度に不慣れな場合もあります。保護者側が情報を持っておくことは、決して出過ぎたことではありません。
あわせて、家庭での学習の記録を残しておくこともおすすめします。いつ、どんな教材で、どれくらい学んだのか。簡単なメモやアプリの学習履歴で十分です。こうした記録は、学校が出席扱いを判断するときの材料になります。
自宅学習の環境をどう整えるか
要件を満たすうえで欠かせないのが、「計画的で、その子に合った学習」ができる環境です。とはいえ、保護者がすべてを教えるのは、現実にはなかなか難しいものです。ここで頼りになるのが、自宅で続けられる学習サービスです。
オンライン学習・通信教育という選択肢
ひとつは、オンライン学習・通信教育です。子どものペースで進められます。学習履歴が自動で残るサービスも多く、出席扱いの申請に必要な「記録」を用意しやすいのが利点です。決まった時間に登校する負担もありません。子どもが安心できる自宅で、少しずつ学びを積み重ねていけます。
なかでも、不登校の出席扱い認定に多くの実績があるのが「すらら」です。AIが理解度に合わせて学習を組み立ててくれます。そのため、一人でも自分のペースで学びを積み重ねられます。
「まずは家で少しずつ始めたい」——そんなお子さんに。
出席扱い実績が豊富な『すらら』の資料を見てみるオンライン家庭教師・個別指導という選択肢
もうひとつは、オンライン家庭教師・個別指導です。「教材だけでは、一人で続けるのが難しい」という子もいます。そんなときは、画面越しでも人と関わりながら学べる個別指導が合っているかもしれません。学習の遅れを取り戻したい場合にも心強い選択肢です。対面での関わりを少しずつ増やしていきたい場合にも向いています。先生とのやり取りそのものが、外の世界とのつながりを保つ機会にもなります。
なかでも、不登校の子どもを専門にサポートしているのが「ティントル」です。一人ひとりに合わせた個別指導を受けられます。さらに、出席扱いの申請までサポートしてくれる体制が整っています。
「一人だと勉強が続かない」——そんなお子さんに。
不登校専門オンライン個別指導『ティントル』の出席扱いサポートを見てみるどちらが正解ということはありません。大切なのは、子どもが「これなら続けられそう」と感じられるかどうかです。まずは無料体験などから、負担なく試してみるとよいのではないでしょうか。
焦らず、できることから
出席扱い制度は、子どもを無理に学校へ戻すためのものではありません。学校に行けない日々のなかでも、子どもの学びと自信を守るための手段です。「あなたのがんばりは、ちゃんと認められている」。そう伝えるための仕組みでもあります。
出席日数への不安は、保護者にとって本当に重いものです。ですが、その不安をひとりで抱え込まなくても大丈夫です。制度や学校、学習サービスといった頼れる仕組みは、確かに存在します。今日すぐにすべてを整える必要はありません。まずは担任の先生に一言相談してみる。リーフレットに目を通してみる。そんな小さな一歩から始めてみませんか。
子どもの歩幅に合わせて、できることから。あなたのその一歩が、子どもの安心につながっていくはずです。
参考・出典
- 文部科学省 出席扱いの取扱いについて:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155_00005.htm
- 出席扱い・成績評価リーフレット公開(2026年4月):https://resemom.jp/article/2026/04/10/85750.html
- リーフレット解説:https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/2100063.html
- 令和6年度 学習成果反映の調査:https://surala.jp/ashita-lab/column-truancy/2294/

