思春期外来を受診した結果(初回)

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思春期外来を受診した結果(初回)

こんにちは。しろももです。

約2年間不登校だった息子が私立中高一貫校に進学し寮生活を始めました。
不登校だった小学生の頃にはスクールカウンセラーにお世話になっていました。

私立学校にも当然のようにスクールカウンセラーがいると思い込んでいたのですが、寮生活がうまくいかず学校に親が呼び出されることが増え、寮教諭から報告のある息子の様子は私が知っているそれとは全く異なるものでした。担任に相談しても我が子のことを考えているような発言もなく、相談するには限界を感じていました。

そんな時ふと、この学校のスクールカウンセラーに相談したいと思ったのですが、残念ながらカウンセラーはいないとわかり、思春期外来を受診することにしたのでした。

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今回は、受診についてまとめます。

初診日受付〜診察前

予約した時刻より20分ほど早めにクリニックに到着。受付では健康保険証などを提出し問診票を記入、診察の順番が来るのを待ちました。問診票は母子手帳を見ながらでなければ埋められない項目もありました。

クリニックは完全予約制なので待合室は人であふれかえることはなく、息苦しさを感じない程度の人数でした。待合の椅子は外の景色が見えるように設置されているため、緊張感もいくらか和らぎました。当の本人は直前までスマホゲーム。緊張しているのは私だけだったようです。

診察

医師は穏やかでありながらも、患者の話に流されない精神科医らしい方でした。私は精神科病棟看護師経験もあるのですが、特に伝える必要もないと判断し、息子に付き添ってきた母として同席しました。

医師は患者である息子に問いかけます。考えながら小さい声で返答する息子を急かすことなく大まかに受診理由を確認しました。

小学生の頃児童精神科に通院歴があったことから、診療情報提供書があった方がよかったため、次回受診までに準備することになりました。

次に、人格検査を実施するため別室に移動しました。

YG性格検査

息子が受ける人格検査は複写になっている用紙の問いに答えるものでした。わからない質問があれば、母に確認しながら答えることが可能でした。

その息子の横で、私への聞き取り調査用紙もあり、受付で記入した問診票よりも詳細を記入するものでした。息子の検査の方が早く終了してしまったので持ち帰って次回受診時に持参しても良いとのことでしたが、その場で書き上げました。

主に生育歴、日頃の問題行動の有無と内容に関することでした。

検査結果と対処法

30分ほど待ち、再び診察室に呼ばれました。

精神科医
精神科医

うつ状態はありません。

検査の結果では「スピード違反タイプ」の性格のようです。後のことを考えずに行動してしまう傾向にありますね。衝動性が気になりますね。

より詳しい検査を受けた方が良さそうですね。

おちび母
おちび母

(心の声)なるほど。確かにそうだわ。その場に流されて行動して叱られるタイプ。でも自宅では全く問題ないし、なぜ学校でだけ問題行動があるんだろう・・・

精神科医
精神科医

授業をサボろうと誘ってくるお友だちには「もう自分はしないよ」って言えるようになれればいいですね。

問題となっている衝動性を抑えるためには「脳を休ませること」です。睡眠の質を向上させることで改善されると言われています。環境を整えてみてください。

(息子の生活リズムを確認し)22:30にはスマホをお母さんに預ける。電磁波の影響も言われているので、手の届かない場所に電子機器を置き離れて眠る。それでも睡眠の質が改善しないようだったら投薬も考えます。薬と言っても、もっと小さい子も飲んでいる生活リズムを整えるための薬なので大丈夫ですよ。

学校に行けるんだったら行っていいですよ。

次はまた1ヶ月後くらいに様子を確認させてください。

「睡眠の質を向上させられるよう生活環境を整えること」という課題が与えられました。そして1ヶ月後に再診の指示。我が家の睡眠環境改善への取り組みが始まりました。

まとめ(思春期外来受診と学校の対応)

我が家は過去に児童精神科受診歴があったので、受診自体に抵抗はありませんでした。また、私自身も看護師として精神科で勤務した経験もあったことが影響していたと考えられます。

精神科の初診はほとんどの病院やクリニックは予約が必要でしょう。よっぽど状況から緊急を要す場合でなければ早くて数週間後に受診となる場合が多いでしょう。

多くの方は(ほとんどの方かもしれません)、「今困っている」という状況だと思います。しかしすぐには受診できません。受診日までは本当に待ち遠しく、どのように過ごせばよいか迷うこともあるかもしれません。

今回の受診目的は「学校での衝動性について相談したい」というものでした。個人的には1日も早く解決できるのであればすぐにでも受診させてもらいたい思いなのですが、精神科救急には該当しません。受診日が来るのを待つしかありません。

受診予約の電話をした時には不登校が始まっていました。毎朝起きられない息子と日中を共に過ごすのは辛いものです。勉強が遅れてしまうことや、休むことでさらに登校しづらくなるという恐れを感じながらも、息子自身は全く焦りもないし、登校しづらくなることはないと断言します。

寮教諭や担任に相談しても我が子を思ってのアドバイスはありませんでした。問題のあった状況を推測を交えて親や上司に報告する寮教諭、今までの経験だけに頼り心理専門家を受け入れない体制の学校とわかり、学校に相談しても改善・解決しないという思いを抱きました。

担任はその時によって発言が異なることがありました。そのため証拠の残るメールでのやり取りにしたのですがそっけない返答のみで、本当にほしい返答が一切ない。

それで専門家の知見を得たいと思ったのです。

まず初回の受診は、YG性格検査がメインでした。そこで判明したスピード違反タイプの性格傾向への対処方法をご教示いただきました。(睡眠の質向上で脳を落ち着かせる)

次の受診までの課題をこなしながら、不登校と付き合う日が始まりました。

・・・つづく・・・

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