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こんにちは。しろももです。
中学受験と看板に掲げていなくても、対策をしてくれる塾はたくさんあります。「予習主義」「復習主義」などのタイプがあるので、塾を選ぶ基準は各ご家庭でよく検討しましょう。
我が家は小1の9月から四谷大塚NETに通いはじめましたが、実は中学受験を目的としてはいませんでした。小1から入塾させてしまった塾を探す過程で中学受験に関する情報に触れることになったことがきっかけで、体験授業を受けることなく「なんとなく中学受験に強そうな塾」を選んでしまいました。
入塾は春期講習などに参加してから決めてもよかったと反省しています。
お子さまの将来の夢はなんですか?
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そもそも通塾・中学受験は子どもの夢を叶える第一歩?
お子様が生まれた時から教育計画を立てているご家庭もあるかもしれません。
北海道は公立小学校に通うのが一般的です。今でこそ中学受験をする子も増えてはきたものの、関東や関西に比較すると少数でほとんどが公立中に進学します。
「中学受験は親が9割」とも言われます。共働き家庭・ひとり親家庭は伴走が大変だと思います。
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お子様と進学について話すとき、「中学受験という選択肢」があることを提示すると思います。お子様が受験に興味を示し塾に通うということになれば、親は各塾の特徴をあらかじめわかっておく必要がありますね。
学校は4月から新学期ですが、中学受験塾では2月から新しい学年です。そういう意味では入塾のタイミングも重要です。しかし
「中学受験に強い塾に通わせれば必ず志望校に合格できる」というのは「間違い」です。
塾に通えば中高一貫校に進学できて、有名大学に進学できるから将来有望・・・とはいきません。中高一貫校に進んでも将来が約束されているわけではありません。
中学受験に関する情報を得ると「勉強ができれば将来の選択肢が多くなる」と思ってしまうものです。しかし人間関係は経験を通して学ぶしか方法はありません。今はオンラインで仕事を受発注できる時代です。人とうまくコミュニケーションが取れなくても生きていける時代とも言えるでしょう。でもあなたは「うちの子は勉強さえできればいい、コミュニケーションなんてどうでもいい」と考えてはいないはずです。
※オンラインゲームで初めて話す相手に失礼な発言をしている息子を問題視した親の目線で書いています。違和感を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、このブログは不登校小学生の中学受験体験記です。対人間の対面でのコミュニケーションが重要と感じたので書いています。ご理解ください。
なぜこのようなことを言うかというと、長男が不登校になった理由があるからです。
長男が不登校になった理由
・小1から中学受験塾に通った。(通わせてしまった)
・塾で先取り学習をしたことで、学校の授業がつまらない。学校に行っても意味がないという気落ちになった。
・友だちとの距離感をうまくつかめずトラブルになった。
・オンラインゲームの楽しさにハマってしまった。(オンラインゲームができる環境を与えてしまった)
・長男と向き合える十分な時間と心の余裕が親になかった。
YouTubeで見たPIVOTの動画がとても参考になりました。
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お住まいの場所などによっては通塾が難しい場合もあるでしょう。週末に札幌まで通っておられた苫小牧在住の親子や、夏期講習・冬期講習に札幌市内のウィークリーマンションに泊まり通塾した知人もいます。
そもそも通塾・中学受験をさせるのか、という視点で書きましたが、お子様自身が目指したい中学があるなどという場合は、塾を選ぶ段階にあると思います。
私は北海道出身でありながら札幌圏ではなく、夫も私も中学受験を経験していません。
塾を選ぶ際に目安の一つとなる「合格実績」ですが、皆さんは何を基準に塾を選びますか。当時の私はまず、大学進学実績から検索しました。そこから私立中高一貫校名を知り、大学進学実績の良い学校への合格実績の良い塾を見つけました。それが四谷大塚NETでした。
現在はオンラインでも四谷大塚の授業を受けることができる体制があるので、ご家庭に合わせて選択するといいでしょう。※四谷大塚の講師による授業は小学部のみです。
ひと月あたりの月謝も税込2,178円とはお手頃です。また、キャンペーンを実施している時期があるので、ぜひ体験してお子さまに合った学習方法を見つけましょう。
ひと月あたり2,178円
予習主義【四谷大塚NET】入塾テストが難しい
息子は1年生の9月に入塾テストを受けました。塾生がまだ一桁しかいなかったからでしょう、ほとんど解けなかったのに入塾できました。
しかし塾生の多くなる小4以降に入塾テストを受けた知人のお子さまは残念ながら落ちています。しかし駿台小学部で頑張り、偏差値60以上をキープし、見事立命館慶祥中のSPコースに合格しています。
四谷大塚といえば、知る人ぞ知る「予習シリーズ」というテキスト。これ以上いい教材はないとも言われているので、このテキストを利用している塾も他にあるようです。
また、オンラインで購入できるので家庭での使用も可能です。子どもがひとりでもテキストを進めることができるように作られているので、自律したお子様は使ってみるのもいいかもしれませんね。しかし、内容が深くて難しく、覚えることがたくさんです。
また、四谷大塚ドットコムもぜひのぞいてみてください。近くに塾がなくても予習シリーズを使って学ぶことができますし、通塾しているお子様と同じ「組み分けテスト」を受けることができるので、全国の四谷大塚生の一員として自分の位置が明確にわかる通信教育です。
組み分けテストとは
テストの点数により塾生を学力別にS、C、B、Aコースに分けるものです。(学力の高い方からS→A)
組み分けテストは全コース共通のため、基礎的な問題に取り組んでいる下位クラスの子は点数が取れません。基礎が固まっていれば半分点数が取れる問題構成になっているので、目安にはなります。
このテストは5週に1度あります。なかなか点数が取れないことにより辛い思いをするお子様がいるのも確かです。
ここで、ご家族の力が必要です。
点数で評価せず、頑張った過程を褒めましょう。かける言葉によっては子どもの自己肯定感が下がってしまうので要注意です。
四谷大塚NETのテストで高得点が取れるお子様は首都圏入試にも挑戦し、開成中、麻布中、豊島岡中、渋幕中など有名どころにも合格しています。札幌圏の入試日はもちろんですが、首都圏の中学を受験するときにも、いつも塾でお世話になっている先生が励ましに来てくださるそうです。
不安と緊張の中、とても心強い受験日の朝となること間違いなしです。
教材のよさ、合格実績で判断すると、難関中を目指すなら第一選択の塾だと思います。
塾講師によれば、優先すべきは算数。理社は同じ単元が複数回出てくるので小6からでも間に合う。国語は漢字や語彙はコツコツとやることだそうです。
朝勉強は作業系の計算や漢字練習を。寝る前には暗記系をやるといいと勧められました。
復習主義【日能研】 北海道には札幌市に1校のみ
予習主義の四谷大塚NETに対してよく検討されるのが復習に重点を置く日能研。
予習範囲が示されることはあまりありません。
先日、息子が通う中高一貫校の学校説明会に来てくださったお子さまは日能研に通っておられました。日能研以外には通ったことがないので四谷大塚NETと比較はできないとのことでしたが、どんどん前に進むのではなく、マイペースに進めるタイプのお子さまであると付き添いの親御さまからお聞きしました。
やはり、子どもの性格や学習ペースにあった塾をじっくり検討するべきですし、必要なら転塾もするべきだと再認識しました。
塾の特長について検索していたところ、「にしむら先生 受験指導専門家のYouTube」に出会いました。
実際に勤めておられたにしむら先生の解説は信憑性があり、とてもわかりやすく参考になるでしょう。
この動画以外にも中学受験に関する気になる動画がたくさんありますよ。
個別指導塾、家庭教師、オンライン学習
集団の授業が苦手、自分のペースで学習を進めたい方には個別指導塾がいいですね。しかし、中学受験に強い塾かどうかは見極める必要があります。
オンライン家庭教師では現役の東大生などが登場。コロナによる対面授業の減少で多様な学習方法が確立しています。塾に通いながら家庭教師を併用する家庭もあるようです。
我が家が組分けテストの解答速報でお世話になったのが【中学受験専門】受験Dr. 個別指導塾でした。
【会員登録なし】組分けテストの解説動画を見てみよう!
なかなかAコースから抜け出せない息子に受験ドクターの申し込みを検討していましたが、受験をしないと決めたこともあり実際に申し込まずに終わってしまいました。
しかし、組分けテストの解答速報は非常にわかりやすく丁寧な解説でしたので、無料で閲覧できる部分は活用してはいかがでしょうか。
そんな中、年が明け急に受験を決心した息子に活用したものは主にスタディサプリ(スタサプ)でした。
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【重要】ひとりで通える場所にあるか
子どもが一人で通える場所にあっても、冬は送迎が必要になることが多いので、駐停車が可能なスペースがあるかを確認しましょう。また一人で通う場合は、事前に2〜3回は実際に同行してあげることをオススメします。
我が家は一度だけ同行しましたが、結局一人で塾に向かえず、私の職場に泣きながら電話がかかってきたことがありました。あれはまだ小3の2月のこと。車社会の北海道の子どもたちは、公共交通機関で移動することは少ないものです。バスにもほとんど乗ったこともなく不安だったことでしょう。
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。思い出すと胸が苦しくなります・・・
【気になる塾費用】小学6年生の1年だけでも100万円以上
私立に進学するとなれば授業料や寮費などお金がかかりますが、受験のための塾費用が高額です。通常授業にプラスして日曜特訓だとか正月特訓、補習などでお金が飛んでいきます。
小学6年生の一年間は塾費用だけで100万円以上かかります。お弁当が必要な時も増えますが、共働きの場合は衛生面も考慮しコンビニで購入することもあるでしょう。
また家庭教師を併用する場合もあります。受験校が多ければそれぞれの検定料と旅費、合格をいただいた学校にとりあえず入学金を支払っておく場合など、想像するだけで高額な教育費が必要ですね。
「お金を出しているんだから勉強しなさい」と親ならつい言ってしまうかもしれませんがぐっと我慢しましょう。
我が家は小6の春に退塾したのであまりお金はかかりませんでしたが、本人のやる気もないまま通い続けていたら100万円以上も塾講師にお小遣いを支払っていたことでしょう。
【時には転塾を検討】同じ塾にこだわらない
「一度塾に入ったら最後まで同じ塾でなければならない」というものではないので、合わないかも?と思ったら躊躇することなく、転塾や学習方法の変更を検討しましょう。お子様と相性の良い学習方法を探すことが一番です。
「いつか必ずこの塾について行けるようになる」と信じて待つ時間はありません。入試は1日1日と近づいてきます。決断は早い段階がオススメです。
通っている塾講師との面談を重ね、同時進行で他塾の見学に行くなど、効率よくいろんな塾を見ていきましょう。
【塾に頼らない方法】Youtubeでも受験勉強ができる
今はYouTubeにも有益な情報が溢れています。しかし間違った情報もあるので取捨選択は必要です。
中学受験専門チャンネルが多数あります。
利用したものの中でご紹介したいのがカズレーザー先生の動画です。「聞き流し」で知識を確認することができました。テレビで馴染みのある人というだけで息子も興味を持つことができました。
我が家がスキマ時間で利用していたものは「カズレーザーの50点塾」です。
特に日本史は何度も聞きました。小学校では習わない内容もありますが聞き流して学べるのでとてもよかったです。カズレーザー先生、ありがとうございました。
塾の保護者会には有益な情報が溢れている
塾は子どもの学習だけでなく親として知っておきたい情報が得られる場所です。保護者会にはぜひ参加しましょう。
四谷大塚の開催する「全国統一小学生テスト」は無料で受けられますし、各会場で保護者会が同時開催されるので
最新の受験状況をお聞きになりたい方はぜひ申し込んでください。毎年6月と11月にあります。
(上記でご紹介したにしむら先生は、全国統一小学生テストは受けない方がよいという動画を出しています。理由を知りたい方は検索のうえご覧ください。)
受験が終わった頃に「道内受験総括」を開催してくださる四谷大塚NET、会場に行けなくてもオンラインで参加可能になっています。主要校の出題傾向をまとめてくださっているので参考になります。もちろん無料ですよ。
おわりに
大人は今までの経験などから多くの判断材料があります。子どもの進学に関して親が決めたほうがいい場合もあるかもしれません。北海道でも中学受験をする小学生が増えている印象です。今このブログをお読みの皆さんは、子どものためにと思いながらいろんな情報を集めているところかもしれません。
私が申し上げたいのは、塾に通わせるべきタイミングなのか、他に優先させるべきことはないか、本人のやる気はどうかなど、客観的に冷静に判断していただきたいということです。また、親がいいと思った塾でも、子どもには合わない場合もあり、勉強への意欲が続かなくなることもあります。それを近くにいる親が察知し、子どもの味方でいることを忘れないでいただきたいのです。
私自身が小学生の時のこと。卒業式に違う学校の制服を着た友人がいました。小中学校は学区で決められたところに通学するものだと思っていた私は、中学を受験をするという選択肢があること自体知らなかったのです。
この時の経験はずっと私の中で「悔しさ」として残っていました。
当時はインターネットなんかありません。親から聞く情報だけがたよりでした。
情報弱者になりたくないという強い思いが、息子の中学受験のきっかけになったのだと振り返ります。
いろいろ書きましたが、お子様とは勉強以外の話もたくさんしてくださいね。
北海道の中学受験を応援しています。
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