【下位クラス出身】四谷大塚Aコース進学先の実際

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【下位クラス出身】四谷大塚Aコース進学先の実際

こんにちは。ちびらいおんです。

今まで中学受験に関するブログをいろいろと読み漁りました。検索ワードが悪いのか、なかなかAコースのブログにたどり着きません。「SコースやCコース」といった「できる子のブログ」が本当に多くて気持ちが下向きのままでした。次第に息子の登校頻度も下がり、塾にも行かなくなってしまいました。

おちび母
おちび母

私はAコースのブログを参考にして、自分の気持ちを維持したかったのです。

上位コースのブログは私の気持ちを急降下させるものばかりでした。

小6(受験生)になると、上位コースを目指すための対策や、受験校の決定時期など気になることが急に増えますが、塾に通っていれば塾講師との面談や保護者会などで受験に関する最新情報が得られます。

不登校になり受験から撤退を決めて退塾、塾なしのまま突然受験を決心した息子の”ちょっと特殊”な志望校の選定と進学先の実際についてご紹介します。

この記事でわかること

・Aコース(Aー22)で小6春に退塾した不登校児が合格できた学校の四谷80偏差値
・焦ってはいけない。基礎をしっかり固めることが重要。
・入試時の学力差は入学後に大きな問題とはならない。(我が家の場合)
・効率よく学習できるかもしれないアプリ

四谷大塚Aコース(下位クラス)の受験校選定について

受験には絶対に失敗したくない、させたくないという思いは誰にもあります。合不合判定テストで「20%以下」が続いているからという理由で志望校を変えたほうがいいと塾講師から勧められることもあるかもしれません。

でも受けるのは塾講師ではありません。

偏差値と学校の場所で受験校を選定する場合もあるのかもしれませんが、「校風がいい」など学校の特徴が我が子に合っているなどという理由で検討していることもあるでしょう。受験校の変更は合不合判定テストの時期にもよるのかもしれませんが、少々目標を高く持って挑むことは12歳の小学生にとってはとてもいい経験になります。結果がどうであれ、です。

一度受験から撤退した息子が「やっぱり受験したい」と自ら決心したことは、彼にとって本当にいい経験になりました。また一度不合格だったものの追加合格になったことで、「諦めずに頑張れば報われる」という経験もできました。

願書に添付した斜線だらけの通知表であっても「合格」、追加であっても「合格」です。

現在息子の通っている中高一貫校の四谷80偏差値(2023年)は56のようですが、他の子との差を感じる場面があります。息子の同級生には「S塾のαコースだった子」もいますので、入学時からすでに「学習習慣」が異なるのは当然でしょう。しかし、学校の授業についていけないということはありません。

今や全国でも有名となった北海道内某中学校の四谷80偏差値(2023年)は58〜67ですが、Aコースの子でも合格しています。

受験校は合不合判定テストの結果だけで安易に変更しないという選択肢もあります。
また、「大学進学実績が素晴らしい」だけでは「いい学校」とは言えない場合もあります。

偏差値や合否判定はまず置いておき、なぜその学校に進学したいのかを明確にしましょう。

偏差値はいつ決まるのか

偏差値は入試当日までわからないと思っています。
特に男子はラストスパートで伸びる子が多いようです。入試当日の体調に左右されるのも当然ですが、出題内容によっても得意なものが出ればラッキー。本当に当日までわかりません。

学校偏差値より低い子が運よく合格しても入学後に苦労すると心配される方もいらっしゃるかもしれません。そういう学校もあるというブログも見かけます。でも、受験勉強をした子は中学の内容を先取り学習したようなもの、知識量や計算力の違いはあるかもしれませんが、中学生としてのスタートは一緒です。

我が子の通う中高一貫校は、入学時の偏差値の差が中学の学習に大きく影響していることはないでしょう。
個人の頑張りによっては、追加合格で入学した子こそトップクラスになるということも大いにあるようなのです。

そんなAコースで退塾した息子も、「入学後は真ん中くらいの成績」であることがそれを証明しているのではないでしょうか。(塾なしです。)

受験撤退から受験決意までのこと(我が家の場合)

通塾中は手の届きそうにない偏差値の高い学校を志望校にしていましたが、塾を辞める小6春までAコースのまま。受験生全体の学力も向上しているのでコースに変動がないのは当然です。でも希望は捨てませんでした。というのも、Aコースでもその学校に数名合格していたからです。

ほとんどをAコースで過ごした塾生時代。たった数回、夢のBコース。志望校は塾を辞めるまで変えることなくH中でした。当然合格可能性は20%以下。それでも変えませんでした。テストで志望校を記載するもののWeb上で他校の合否判定も見られるシステムだったので、目標を高く置きました。そして自宅では他の学校の合否判定を見ていました。

中学受験から撤退すると決めた当時は、今までの時間と学習が無駄になったと思っていました。これからの息子の人生をただただ不安に思っていましたが、親が敷いたレールの上を進むのではなく、自分で決断するという経験が人間を成長させるに違いないと、私自身気持ちを切り替えるしかありませんでした。

中学受験生としては仕上げの時期である年末。USJに家族旅行。もう受験生ではない。


勉強を忘れ、旅行を楽しみました。

年が明け息子から「やっぱり受験したい」と言われた時には目標としていた偏差値の高い中学の願書はすでに締め切り後。北海道内で受験可能な学校は一校しか見つけられませんでした。

幸い、私の知人のAさんがその学校のOBだったことで話を聞くことができました。Aさんは私たちに気を遣ってかわかりませんが「不登校を経験した児童でも受け入れてくれる学校」だと話してくれました。後日改めて息子を連れて直接OBから学校の話を聞きに行ったところ、息子自身がその学校への受験を決心しました。
現在Aさんのご子息はその学校の高校生だということもあり、全く知らないところに飛び込むという感覚が薄れたのだと思います。合格すれば親元を離れて寮生活となるものの、息子は希望を持ち受験に向けて気持ちを切り替えたのだと思います。それでも小学校は週一度の別室登校。かといって集中して何時間も机に向かうわけでもない。

受験をすると決めてからというもの、教科書の内容を復習するところから始め、基礎的な問題集を一緒に選んで購入し1周しました。1周です。
塾にはお世話になれる時期でもなかったので、私との二人三脚。過去問は3年分を私が分析して対策をしました。しかし、1日の学習時間は休憩を挟みながら2〜3時間、スタサプなどとの併用でなんとか試験日を迎えました。

とまあ、こんな感じで追加合格でしたが、前述したとおり成績は真ん中をキープしています。塾には通っていませんし、通信教材も使っていません。寮の自習時間を利用して勉強しているだけです。

できる子との差は、自分で学習計画を立てられ、計画的に学習できるかどうかだと感じます。

たった数回、夢のBコース。四谷大塚のクラス分けの仕組み

小3の1月。あれは初めての組み分けテストでした。

「B−6」で、これから上に上がるぞ〜なんて私が意気込んでいました。その後の組み分けテストは「B−9〜Aー1をうろうろ」すること約1年。組み分けテストを受けなくなってから急降下。一度欠席するとクラスが4落ちるという仕組みなので仕方がありません。最後はAー22でした。
(Aー18の時に欠席をすると自動的にAー22になる)

コース  (割合)偏差値
Sコース (上位8%)64以上
Cコース (上位30%)56以上
Bコース (上位66%)46以上
Aコース (残りの34%)45以下
四谷大塚の組み分け一覧

*更に各コース内でも以下のようにグルーピング
【例】
Aコースの上位  
  1~100番:Aー1
101~200番:Aー2

塾での保護者会ではたくさんの受験情報を知ることができました。中学受験事情について知るきっかけとなった四谷大塚NETには感謝しかありません。

まずその一つとして中学と高校の偏差値の違いを知りました。

中学校の偏差値≠高校受験の偏差値

偏差値40というと高校では「平均より下の成績」という印象ですが中学においては全くそうではありません。
全員が中学受験をするわけではなく、できる子が競い合っての偏差値なので表面上の偏差値よりずっと高いのです。

にしむら先生のYouTubeはとても参考になるのでオススメです。どの動画もいいですよ。

【負のループ】組み分けテストはAコースには難しすぎる。でも捨て問を見極める訓練になる。

先ほどS〜Aまでのコース表をご紹介しました。組み分けテストは5週に1度全員が同じ問題を解きます。応用問題が多く、Aコースの子はほとんど解けません。更にケアレスミスが多いと100点満点中20点ということもあり得ます。
点数が取れないしコースもあがらないという負のループ。
そりゃそうですよね。全員が頑張っているのだから、全体の成績が上がっているわけで。

おちび母
おちび母

テストが終わって迎えに行った時にも、決して「テストどうだった?」なんて聞くことなく「お疲れ様〜」と労いましょう。

点数で判断せず頑張っている過程をとにかくほめてください。

Aコースから抜け出せないのは、基礎が固まっていない証拠。応用問題を見て慌てないこと。コースごとに合った問題の週テストとは異なる組み分けテストではわからない問題はどんどん飛ばすことが重要です。解けた問題の見直しに時間を使ったほうがいいかもしれませんね。

息子の失敗談

国語のテスト。前から順番に解き、最後までたどりつかず時間切れ。テスト後に問題用紙を最後までパラパラ・・・1番最後には簡単な問題が。それさえ解いていればもっと点数が取れたはず。

受験本番でも捨てる問題を見極める力が必要ですが、四谷大塚の組み分けテストはそういうところも訓練できるようになっているんですね。とにかく問題数が多い。

数字で自分の位置が出るというのは、小学生には酷かもしれません。でも中学受験をしない子は経験しないこと。貴重な経験です。受験は子どもを成長させます。Aコースだって関係ありません。

共働き家庭の中学受験は親が何割なのか

「中学受験は親が9割」という書籍がありますが、共働き家庭にはハードルが高い。
皆さんの伴走は何割くらいでしょうか。

間違いなく我が家は1割以下だったと断言します。受験前の3週間だけの伴走でしたから・・・

受験校のレベルにもよるでしょうが、それでも合格しました。

学習のサポートに使えそうなアプリを発見

スケジュールを管理できる大人がサポートできれば成績は上がるのかもしれません。例えば学習をAIに任せたとしても心のケアは親などの家族が必要になるでしょう。そこの部分で何割を占めるのかはご家庭によると言えますね。

エビングハウスの忘却曲線」を利用したアプリを発見しました。いいタイミングでアラームが鳴り、復習のタイミングをお知らせしてくれるようですよ。まだ使ってみてはいないので、具体的な感想をお伝えできません。

iPhone&iPad(App Storeにとびます)

Android(Google playにとびます)

一番は子どもに合った学習方法かどうかを見極めることでしょう。四谷大塚NETには大変お世話になりましたが、息子には難しすぎた塾だったかなと今になって思っています。塾選びは入塾後も我が子にあっているかどうかを都度検討することが合格への近道かと思っています。

現在Aコースのお子様も、諦めずに前進してくださいね。

中学受験を応援しています。

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コメント一覧

momo

先月から四谷大塚オンラインを始め、先日初めての組み分けテストを行った、Aコースの小3の子供がいます。
やる気はあって、頑張っていたのに、結果に眩暈がしました。
Sコースに行ける人ってどんな地頭の子だろう?と思っていてこちらのページにたどり着きました。
小6春に撤退したのに、偏差値65相当の学校に合格したんですか?すごいですね。
勇気づけられました。行けるところまで頑張ってみます。

返信する
ちびらいおん

momo様、こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。

初めての組み分けテスト、がんばりましたね。
結果に眩暈がしたという感覚、よくわかります。
momo様はお子様の受けた組み分けテストの問題を解いてみましたか。

先月から四谷大塚オンラインを始めたばかりということですので、問題に慣れていないことが考えられます。
これから週テストなどの各種テストを重ね慣れていけば徐々に点数も取れていくと思いますよ!
塾の先生がよく話していましたので間違いないと思います。

一つ心配なのは、精一杯頑張ったのに思うように点数が取れないことで、お子様が自信をなくすことです。

Sコースの子は身近にいなかったので全く想像できませんが、息子の同級生の中にはSAPIXの最上位クラスα1だった子がいます。
第一志望校に合格できなかったそうですが、やはり現在でも常に学年一位。やっぱり学習習慣がしっかりついていて、寮の自習時間以外にも勉強をしているそうです。
勉強時間が圧倒的に多いからなのかなと感じます。地頭の良さもあるのかもしれませんし、親の関わりがどうだったのか気になるところですね。
今後情報を得られたら記事にしようと思います。

またいつでもコメントお待ちしております。応援しています(^^)

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