【合不合判定テストだけで決めるな!】四谷大塚Aコースから私立中に合格したリアルな理由

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【合不合判定テストだけで決めるな!】四谷大塚Aコースから私立中に合格したリアルな理由

はじめに:合不合判定テストの「数字」に惑わされていませんか?

「四谷大塚の合不合判定テスト、今回の結果で志望校を決めなきゃ…」

中学受験を控えたご家庭にとって、このテスト結果は、お子さんの未来を左右する重大な数字に感じられるかもしれません。特に、「合格可能性20%以下」という数字を突きつけられた時、「このままでは受験失敗するのでは?」と、不安や焦りに襲われる方も少なくないのではないでしょうか。

実は私たちも、息子が四谷大塚のAコースに在籍していた中で、この合不合判定テストの結果に何度も一喜一憂し、不安を感じてきました。

しかし、単純に合格可能な「安全校」を選んでしまうと、せっかく合格しても入学後に「自分には合わない」と感じてしまうリスクもあります。また、テスト結果の偏差値の揺れに動揺し、急に志望校を変更することは、新たな問題集をイチから始めるようなもので、子どもにも親にも大きな負担となります。

この記事では、合不合判定テストの結果だけで受験校を決めるべきではない理由を、私たち親子のリアルな中学受験体験を交えながらお伝えします。特に、基礎固めに苦労するAコースのお子さんをお持ちのご家庭に、希望の光を届けたいと思います。

合不合判定テストの「本質」と「落とし穴」

受験生になると、塾では様々な対策授業が組まれ、子どもも休みなし。それをサポートする親も当然休みはありません。塾講師との面談や保護者会では、学校の最新情報や志望校選定基準についての話が増え、親の心配は尽きません。

「うちの子の成績では難しいでしょうか。なんとしてでも上位校・有名校に行かせたいです。それ以外は考えられません。」 「ずっとAコースなんですけど、うちの子はどのあたりの学校だったら行けるんでしょうか。」

そんな親の心配をよそに、**「パパが中学受験をした方がいいって言うから塾に行ってるけど…どこでもいいから合格すればいいと思ってるんだ」**と、実はお子さん自身がそんなふうに思っている場合もあります。

受験するからには合格させたい、特に我が子の受験となれば当然の親心です。そこで、志望校に合格できるかどうかを判定することが売りの「合不合判定テスト」の結果を参考にすることになります。

【合不合判定テストとは】

今や中学入試も情報戦! 「ライバルの学力はどのくらいなのか?」「現在の学力で志望校に合格することができるのか?」「入試までに克服すべき弱点は何か?」 こんな疑問や不安に応えるべく、志望校の入試動向やお子さまの学力を徹底的に分析して、他ではなかなか手に入りにくい貴重な資料を提供できるのが、四谷大塚の『合不合判定テスト』です。

50年近い歴史を持つ首都圏随一の合否判定テスト(2024年受験者数のべ87,925名)で、過去の膨大な出題データと最新の入試問題の出題傾向の分析によって精選された出題と、長年にわたって蓄積された各種データを基にお届けする豊富な資料で、高い評価と高い信頼を得ています。

【合不合判定テストの特長】

  • 圧倒的な信頼を誇る正確な合格判定!
  • 同じ志望校のライバルの成績と比較した貴重なデータを提示!
  • 志望中学校がテスト会場!
  • タブレット・パソコンで、ていねいでわかりやすい解説授業が受講できる!
  • 全国主要中学校の合格判定が可能!

(引用元:四谷大塚ドットコム

「圧倒的な信頼を誇る正確な合格判定!」なんて書かれていると、「合格の可能性が20%以下だと受験に失敗するのではないか」という不安や焦りが出てくるのは当然です。上位クラスの子にはやる気につながる良い資料になり得ますが、Aコースの場合はどうでしょう。下位クラスには下の世界がありません。

私たち親子の場合も、一度だけこのテストを受けたのですが、「合格は難しそうですね」と言われたような気がしました。親はテスト結果に愕然とし、子どもは自信をなくす。特にAコースの中でも下位の場合は、その影響は大きいでしょう。

最後の合不合判定テストは12月上旬。テストに向けて頑張ったのに結果が伴わなかった場合、本番までの最後の追い込みも不安で仕方ありません。学校によっては願書受付が始まっている時期です。

合不合判定テスト結果だけで諦めないで!Aコースからの逆転合格戦略

合不合判定テストの結果は、「合格を保証するもの」ではありません。いいかえれば、「合格できませんよ」と言ってもいないのです。

Aコースは基礎が固まっていないと言われますが、塾の先生からは「積み上げた知識が爆発する時がくる」とよく言われていました。特に男子は急に学力が伸びる子が多いとのことでした。

重要なのは、この言葉を信じ、**「諦めずに自分にできることを精一杯やる」こと。そして、「合格可能性の低かった学校にも堂々と挑戦する」**ことです。

結果が伴えばもちろん嬉しいでしょう。しかし、たとえ不合格でも、その頑張りは決して無駄にはなりません。中学受験をしない12歳と比較するとなおさら、この挑戦自体が大きな成長の機会となります。


【我が家の場合】不登校・退塾・Aコースから私立中高一貫校へ合格!

繰り返します。息子は四谷大塚のAコースです。最後はA-22でした。

「勉強が元々できたから…」という話では決してありません。

  • 宿題はやりきったことがありませんでした。
  • 週テストも組分けテストも、解き直しなんてしたことがありません。
  • だからこそ、Aコースから脱出できなかったのだと私自身は思っています。

親はつい**「今までたくさんお金を払ってきたんだから、頑張ってよね!」**と言ってしまうこともあるでしょう。私自身も言ってから反省、反省、ただただ反省なのですが、子どもにはつらい言葉であることには間違いありません。

また、塾講師との三者面談では「志望校を変えたほうがいい」と勧められることもあるかもしれません。でも、受験するのは塾講師ではありません。挑戦したっていいじゃないですか。

少々目標を高くして挑戦することは、結果がどうであれ、とてもいい経験になります。

「あれ?さっき失敗させたくないって言ってなかった?」

はい、もちろん不合格だったらつらいですよね。でも長い目で見ると、結果的に**「人生のいい経験になる」**と心から言えるのです。その時はつらいでしょうけどね。

Aコースのお子さんの受験校となれば、「合格確実」といえる中学校が「ない」ことも考えられます。「せめてBコースだったら…」と思うのもこの時期の親心です。選択肢が少ないと感じても、親の心の中にそっとしまっておきましょう。

我が家の「逆転合格」までの道のり

息子は小学6年春に退塾し、不登校になりました。家では全く勉強をしない状況で、オンラインゲーム三昧の日々。小学6年春の偏差値は30台でした。

「分数の足し引き算もすっかり忘れてたし、通分?何それ。」 と、後に息子も言っていました。

我が子が受けた第1回合不合判定テスト結果は「偏差値30台」、A-22でしたからね。一度は受験から撤退を決め、退塾。さらに完全不登校で毎日オンラインゲーム…そんな日々でした。

しかし、人の気持ちは変わるものです。何も考えていないようで、実は葛藤していたのでしょう。年が明けたある日のこと、息子が私にこう言いました。

「やっぱり受験しようかな〜」

(え?今なんて??)

「じゃあ今から受験できる学校を探してみよう。」

気が変わった理由を問うと「挑戦してみたい」とのことでした。ぜったいに合格してやるという意気込みは特に感じられませんでした。受験すること自体に意味を見出すという新しいスタイル、とでも言えるでしょうか。

一度は受験しないと決めた息子も、自分自身で考え「受験する」と決めたのです。もちろん私は彼の思いを尊重しました。受験に挑戦すると決心するまでは、たくさん葛藤したことでしょう。退塾した後は、家族の会話に「中学受験」の話題は一度も出ませんでした。

この一連の葛藤は、彼の人生にとっていい経験になったと思います。自分で挑戦すると決めて挑んだ行動力は拍手ものです。その行動力に「合格」がついてきたのだと、私は思っています。

偏差値だけではない!志望校選びの多様な視点

受験校を選ぶきっかけは、ご家庭それぞれで異なります。

  • なんとなく有名な学校だから受けてみたい、受けさせたい
  • 知り合いのお子様が通っていて評判がいいから受けさせたい
  • 自宅から通いやすい
  • 大学進学実績がいい
  • 学校見学で「ここしかない」と思った
  • 自分の偏差値だったら合格できそう
  • もうちょっと頑張れば合格できそうな気がする
  • 友だちが受けると言っているから
  • 寮があるから
  • お手頃な授業料だから

偏差値で合格できそうな学校を選ぶもよし、挑戦するもよし。学校ごと出題にクセがあるため、学校別に対策する必要があることは覚えておきましょう。

【我が子の合格校と偏差値の真実】

合格した中高一貫校の「四谷80偏差値」は56でした。前項で中学受験における偏差値50は「平均値よりも高い」と説明しました。しかし、息子の小学6年春の偏差値は30台、学校には行かず、家では全く勉強をしない状況でした。

試験の出来はその時の体調にも左右されますし、試験直前にたまたま確認した内容が出題されたという「ラッキーな経験」は誰にもあるのではないでしょうか。 我が子が受けた第1回合不合判定テスト結果は「偏差値30台」でした。A-22でしたからね。

このような背景から、私は入試の結果をもって偏差値が決まると考えています。 「個人の偏差値」というより「個人のその時点での偏差値」が正しいと思うのです。合格すればその学校の偏差値以上はあったと判断できるでしょう。

以上のことから、偏差値は「単なる数字」と考えておくべきだったな、と思うのです。

【朗報】Aコース出身でも入学後の心配はいらない!

「運よく挑戦校に合格した場合、勉強についていけるのか?」

学校偏差値より低い子が運よく合格しても入学後に苦労すると心配される方もいらっしゃるかもしれません。そういう学校もあるというブログも見かけます。知識量や計算力の違いはあるかもしれませんが、中学生としてのスタートは一緒です。

我が子の通う中高一貫校は、入学試験での順位が中学の学習に大きく影響していることはないでしょう。個人の頑張りによっては、追加合格で入学した子こそトップクラスになるということも大いにあるようなのです。

そんな息子も現在は私立中高一貫校の寮生活中。追加合格だったので入口で学力差が大きいのは明らかでした。しかし現在は真ん中の成績です。寮生活での自己学習のみで塾には通っていません。

息子の同級生には「S塾αコースだった子」もいますので、入学時からすでに「学習習慣」が異なりました。しかし、追加合格で入学した息子が学校の授業についていけないということはありません。

要は、入学後、本人がどれだけ頑張るかにかかっているのです。

四谷80偏差値(2023年)58〜67の中学にも、Aコースの子が数名合格しています。

「大学進学実績が素晴らしい」だけでは「いい学校」とは言えない場合もあります。 偏差値や合否判定はまず置いておき、なぜその学校に進学したいのかを明確にしましょう。

家庭学習の強い味方!スタディサプリ小学講座

中学受験対策において、家庭でのサポートが大きなカギを握ることは間違いありません。しかし、

  • 「何をどう教えてよいかわからない」
  • 「忙しくて子どもを見てあげられない」

といった悩みを抱えている保護者の方も多いはずです。私たちも、中学受験の経験がなく、どのようにサポートすればいいか手探りの状態でした。

そんな時に活用できるのが、オンラインで手軽に受講できる学習サービスです。

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まとめ:合不合判定テストはあくまで「参考資料」。信じるのは親子の「諦めない気持ち」

四谷大塚のAコースだからといって、中学受験を諦める必要は全くありません。むしろ、コツコツと努力を積み重ねていけるタイプのお子さんにとっては、大いにチャンスがあるフィールドだと言えるでしょう。

重要なのは、現実を正しく見つめ、お子さんのレベルに合った学習を継続すること。そして、何よりも、「諦めない」気持ちを親子で持ち続けることです。

私たちも、息子がAコースにいる中で、何度も不安を感じ、諦めそうになったことがありました。しかし、工夫とサポートを続けることで、最終的に中学受験を成功させることができました。

「うちの子、Aコースだけど本当に頑張ってる」——そんな保護者の方にこそ、この記事が届き、少しでも希望の光になれば幸いです。

この記事が、お子さんの中学受験を頑張るご家庭の一助となれば、大変嬉しく思います。ぜひ、ブックマークやSNSでのシェアをお願いいたします。


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