【下位クラス出身】四谷大塚Aコースが進学した学校

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【下位クラス出身】四谷大塚Aコースが進学した学校

今まで中学受験に関するブログを読み漁りました。検索ワードが悪いのか、なかなかAコースのブログにたどり着きません。みなさんも私と同じような状況で、ここにたどり着いたのではないでしょうか。

こんにちは。「しろもも」と申します。

「SコースやCコース」といった「できる子のブログ」は本当に多いですよね。

SコースやCコースの子ってどんな子なんだろう。

と思う日もあれば

どうせ自慢でしょ!!

とイラっとする日もありました。

親のこころが不安定だと子どもに伝わってしまうものです。

親は「こころの安定」を保つことを忘れず、頑張る子どもをサポートしなくてはなりません。

ひと足先に中学受験を終えた我が家の中学受験事情は、Aコース関連のブログをお探しのみなさんの参考になるところがあるのではと思っています。2022年の話なので年々古くなっていきますが、何かひとつでもヒントになればうれしく思います。

この記事でわかること

・合不合判定テスト結果だけで受験校を決めるべきではない理由

・中学受験の偏差値50は平均ではない理由

・Aコース(Aー22)の小6生が春に退塾。それでも合格した学校の「四谷80偏差値」

・【受験まで時間がない】「応用問題」には手を出すな。基礎が重要、塾なし受験勉強法

・【入学後の心配ごと】Bコース以上の子が進学する学校に運よく入学した場合…ついていけるのか

気になる記事へは目次からとべますよ。

【合不合判定テスト】結果を信じて受験校を選定してはならない理由

合不合判定テスト結果だけで受験校を決めるべきではない理由

単純に合格が可能な安全校を選ぶと、せっかく合格しても入学後に自分には合わないと感じることがある

ある程度受験校をしぼっている場合でも、急な偏差値の揺れに動揺し受験校を変更してしまうと全く別の問題集をイチから始めるようなものであり負担が大きくなる。
基礎が固まっていないAコースには厳しい受験になってしまう

受験生になると様々な対策授業が組まれ、子どもも休みなしです。またそれをサポートする親も当然休みはありません。

塾に通っていれば、塾講師との面談や保護者会などで学校の最新情報や志望校選定基準についてのお話が増えてきます。

親

うちの子の成績では難しいでしょうか。なんとしてでも上位校・有名校に行かせたいです。それ以外は考えられません。

親

ずっとAコースなんですけど、うちの子はどのあたりの学校だったら行けるんでしょうか。

そんな親の心配をよそに

パパが中学受験をした方がいいって言うから塾に行ってるけど…どこでもいいから合格すればいいと思ってるんだ。

と、実はお子様自身そんなふうに思っている場合もあります。

受験するからには合格させたいという思いは誰にもあります。特に我が子の受験となれば当然です。

そこで、志望校に合格できるかどうかを判定することが売りの「合不合判定テスト」の結果を参考にするわけです。小学6年生が対象の合不合判定テストとその特長は以下をご覧ください。

合不合判定テストとは】

今や中学入試も情報戦
「ライバルの学力はどのくらいなのか?」「現在の学力で志望校に合格することができるのか?」「入試までに克服すべき弱点は何か?」
 
こんな疑問や不安に応えるべく、志望校の入試動向やお子さまの学力を徹底的に分析して、他ではなかなか手に入りにくい貴重な資料を提供できるのが、四谷大塚の『合不合判定テスト』です。
40年以上の長い歴史を持つ首都圏随一の合否判定テスト(2021年受験者数のべ89,350名)で、過去の膨大な出題データと最新の入試問題の出題傾向の分析によって精選された出題と、長年にわたって蓄積された各種データを基にお届けする豊富な資料で、高い評価と高い信頼を得ています。

__________

合不合判定テストの特長】

圧倒的な信頼を誇る正確な合格判定!
精度の高さは、受験生とその父母、さらには全国の塾の先生方からも絶対の信頼を得ています。

同じ志望校のライバルの成績と比較した貴重なデータを提示!
ライバルに勝つには、弱点克服し得意を伸ばすこと!いま学習すべき単元・領域がわかるから、その対策が徹底的にできます。

志望中学校がテスト会場!
入試本番で120%の実力を発揮するために、経験しているか・していないか、その差はものすごく大きいです。

タブレット・パソコンで、ていねいでわかりやすい解説授業が受講できる!
間違えた問題の復習が大事!自宅での完璧な復習で学力を飛躍的に伸ばし、ライバルに差をつけることができます。

全国主要中学校の合格判定が可能!
志望校以外の併願校対策も、合否シミュレーションで完璧にできます。

引用元:四谷大塚ドットコム

「圧倒的な信頼を誇る正確な合格判定!」なんて書かれていると、合格の可能性が「20%以下」だと受験に失敗するのではないかという不安や焦りが出てきますよね。

上位クラスの子にはやる気につながるいい資料になり得ます。

しかしAコースの場合はどうでしょう。下位クラスには下の世界がありません。

受験に失敗すると言われたような気になるんですけど。

我が子は一度だけこのテストを受けたのですが、

塾講師
塾講師

合格は難しそうですね。

と言われたような気がしました。

親はテスト結果に愕然とし、子どもは自信をなくす。Aコースの中でも下位の場合は「特に」です。
最後の合不合判定テストは12月上旬。テストに向けて頑張ったのに結果が伴わなかった場合、本番までの最後の追い込みも不安で仕方ないでしょう。学校によっては願書受付が始まっています。

合不合判定テストの結果は、「合格を保証するもの」ではありません。
いいかえれば、「合格できませんよ」と言ってもいないのです。

Aコースは基礎が固まっていないといわれますが、積み上げた知識が爆発する時がくると塾の先生からよく言われていました。とくに男子は急に学力が伸びる子が多いとのことでした。

「あきらめずに自分にできることを精一杯やる」
「合格可能性の低かった学校にも堂々と挑戦する」

結果が伴えばそれはそれでうれしいでしょう。
しかし、たとえ不合格でもその頑張りは決して無駄にはなりません。

中学受験をしない12歳と比較するとなおさらです。

我が家の場合

不登校でも退塾しても、息子は私立中高一貫校に合格しました。

分数の足し引き算をすっかり忘れてた僕も、塾で習った内容を思い出したんだよ。

繰り返します。息子はAコースです。最後はA-22です。
元々勉強ができたから、という話ではありません。

宿題はやりきったことがありません。
週テストも組分けテストも解き直しなんてしたことがありません。
だからAコースから脱出できなかったと思っています。

親はついこんなことを言ってしまうこともあるでしょう。

今までたくさんお金を払ってきたんだから、頑張ってよね!

言ってから反省、反省、ただただ反省なのですが、子どもにはつらい言葉であることには間違いありません。

また、塾講師との三者面談では「志望校を変えたほうがいい」と勧められることもあるかもしれません。

でも受けるのは塾講師ではありません。挑戦したっていいじゃないですか。

少々目標を高くして挑戦することはとてもいい経験になります。結果がどうであれ、です。

あれ?さっき失敗させたくないって言ってなかった?

はい。言ってました。不合格だったらもちろんつらいですよね。
でも長い目で見ると結果的に「人生のいい経験になる」と言いたいのです。

その時はつらいでしょうけどね。

Aコースの受験校となれば、「合格確実」といえる中学校が「ない」ことも考えられます。
せめてBコースだったら、と思うのもこの時期ですね。
選択肢が少ない…と思っても親のこころの中にそっとしまっておきましょう。

  • なんとなく有名な学校だから受けてみたい、受けさせたい
  • 知り合いのお子様が通っていて評判がいいから受けさせたい
  • 自宅から通いやすい
  • 大学進学実績がいい
  • 学校見学で「ここしかない」と思った
  • 自分の偏差値だったら合格できそう
  • もうちょっと頑張れば合格できそうな気がする
  • 友だちが受けると言っているから
  • 寮があるから
  • お手頃な授業料だから

受験校を選ぶきっかけはそれぞれのご家庭で異なります。

偏差値で合格できそうな学校を選ぶもよし、挑戦するもよし。
学校ごと出題にクセがあるため、学校別に対策する必要があることは覚えておきましょう。

【偏差値の真実】中学校偏差値の50は平均ではない

偏差値50というとどのくらいの成績を想像しますか。

【偏差値とは】

全体の平均値を50として、自分の点数や成績が平均からどれくらいの差があるかを統計学の手法を使って示す数値のこと。

引用元:スタディサプリ進路

説明のとおり「平均」ではあります。中学校の偏差値50も平均だと思っていました。
しかし中学受験は違うようです。

理由は、小学生全員が中学受験をするわけではないからなのです。
中学受験における偏差値は、受験勉強をしている子たちが受けるテストの結果を計算した値です。
したがって、偏差値が50は平均以上であるというのです。

私があれこれ言うよりも、にしむら先生の動画をご覧いただく方がわかりやすいです。

にしむら先生の動画はどれも分かりやすく、私も受験直前にはお世話になりました。

塾講師としての経験から、たくさんの受験生親子の悩みを解決する糸口が見つかると思いますよ。

我が家の経験から、私は入試の結果をもって偏差値が決まると考えています。
「個人の偏差値」というより「個人のその時点での偏差値」が正しいと思います。

合格すればその学校の偏差値以上はあったと判断できるでしょう。
以上のことから偏差値は「単なる数字」と考えておくべきだったなと思うのです。

合格した中高一貫校の「四谷80偏差値」

小学6年春に退塾し不登校だった息子の合格した学校の四谷80偏差値56

前項で中学受験における偏差値50は「平均値よりも高い」とわかりました。
息子の小学6年春の偏差値は30台、学校には行かず、家では全く勉強をしない状況からどのように受験に向かったか。

気になる方は続きをお読みくださいませ。

分数の足し引き算もすっかり忘れてたし、通分?何それ美味しいの?状態だったよ。

試験の出来はその時の体調にも左右されますし、試験直前にたまたま確認した内容が出題されたという「ラッキーな経験」は誰にもあるのではないでしょうか。

我が子が受けた第1回合不合判定テスト結果は「偏差値30台」でした。A-22でしたからね。

受験から撤退を決め退塾。さらに完全不登校で毎日オンラインゲーム。

でも気は変わるものです。何も考えていないようで、実は葛藤していたようです。

年が明けたある日のこと…

やっぱり受験しようかな〜

(え?今なんて??)
じゃあ今から受験できる学校を探してみよう。

気が変わった理由を問うと「挑戦してみたい」とのことでした。

ぜったいに合格してやるという意気込みは特に感じませんでした。受験すること自体に意味を見出すという新しいスタイル、とでも言えるでしょうか。

一度は受験しないと決めた息子も、自分自身で考え「受験する」と決めたのです。
もちろん私は彼の思いを尊重しました。

受験に挑戦すると決心するまでは、たくさん葛藤したことでしょう。
退塾した後は、家族の会話に「中学受験」の話題は一度も出ませんでした。

この一連の葛藤は、彼の人生にとっていい経験になったと思います。
自分で挑戦すると決めて挑んだ行動力は拍手ものです。

その行動力に「合格」がついてきたんだと思っています。

受験校の選定では時期が遅かったため自宅から通える学校はすでに締め切られていました。
結局息子の偏差値もわからないまま目安にするものがない状態で、単純に受験申込が可能な学校を選ぶしかありませんでした。

元々興味を持って情報収集していた学校ではなかったのですが、名の知れた有名校ではありました。

どの学校もそうだと思います。HPや学校説明会ではいいところしかアピールされていません。さらに、在校生の保護者から「この学校はいいよ〜」と紹介されても、我が子に合う保証はどこにもありません。

*受験をすると決めてからの様子は ↓ からご覧いただけます。

【運よく挑戦校に合格した場合】勉強についていけるのか

特に男子はラストスパートで伸びる子が多いようです。

学校偏差値より低い子が運よく合格しても入学後に苦労すると心配される方もいらっしゃるかもしれません。そういう学校もあるというブログも見かけます。知識量や計算力の違いはあるかもしれませんが、中学生としてのスタートは一緒です。

我が子の通う中高一貫校は、入学試験での順位が中学の学習に大きく影響していることはないでしょう。個人の頑張りによっては、追加合格で入学した子こそトップクラスになるということも大いにあるようなのです。

そんな息子も現在は私立中高一貫校の寮生活中。追加合格だったので入口で学力差が大きいのは明らかでした。しかし現在は真ん中の成績です。寮生活での自己学習のみで塾には通っていません。

息子の同級生には「S塾αコースだった子」もいますので、入学時からすでに「学習習慣」が異なりました。しかし、追加合格学校の授業についていけないということはありません。

要は、入学後本人がどれだけ頑張るかにかかっているのです。

四谷80偏差値(2023年)58〜67の中学にもAコースの子が数名合格しています。

「大学進学実績が素晴らしい」だけでは「いい学校」とは言えない場合もあります。

偏差値や合否判定はまず置いておき、なぜその学校に進学したいのかを明確にしましょう。

*受験校に提出した斜線だらけの通知表を公開しています。↓

下位クラスでも関係ありません。
堂々と受験に向かいましょう!

中学受験を応援しています。

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