函館ラ・サール中学校の魅力|寮・部活・進学実績を徹底解説

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函館ラ・サール中学校の魅力|寮・部活・進学実績を徹底解説

「進学校なのに部活も強いって、どういうこと?」

函館ラ・サール中学校のことを調べていて、最初に感じた疑問でした。

うちは長男が小4で不登校になり、小6の冬休みにようやく「受験してみたい」と言い出して、わずか3週間の準備で中学受験を経験しました。周りに受験仲間がいない環境で、情報はすべて自分でネットや本から調べるしかありませんでした。

そんな私が函館ラ・サール中学校について調べていくうちに、「ここ、面白い学校だな」と感じたポイントがたくさんあったので、2025年度の最新情報も含めて詳しくご紹介します。

函館ラ・サール中学校とは|基本情報と鹿児島との違い

「ラ・サール」と聞くと、鹿児島のラ・サール学園を思い浮かべる方も多いでしょう。私も最初は「何が違うの?」と混乱しました。

どちらもカトリックのラ・サール修道会が設立した学校という点では同じです。ただ、函館と鹿児島は別法人で運営されており、それぞれ独自の教育方針を持っています。

2026年度の学校概要

函館ラ・サール中学校の基本データをまとめました。

  • 所在地:北海道函館市日吉町1-12-1
  • 設立:1960年(高校)、1999年(中学校)
  • 男女:男子校
  • 寮:あり(中学生は全寮制が基本、自宅が函館市内であれば通学も可)
  • 1学年の定員:約80名(一次試験と二次試験合計)

中学入寮者の過半数が東京・大阪・名古屋の出身というのは意外でした。全国から集まる仲間と多様な価値観に触れられる環境は、地方の学校ならではの魅力です。

函館ラ・サール学園のホームページには学校紹介動画があるのですが、ナレーションがどこかで聞いたことのある声なんです。調べてみると、函館ラ・サール高校のOBの方だそうで。興味のある方はぜひ見てみてください。

高校教員が教える中学の授業|週37単位の充実カリキュラム

函館ラ・サール中学校の授業には、ひとつ大きな特徴があります。中学校の授業を、高校生の教科も担当している教員が行うのです。

これにより、中学教科書の範囲を超えた高度な知識や、世界情勢を交えた専門的な授業を受けられます。

週あたりの授業数(中学1〜3年)

週37単位という充実したカリキュラムで、特に主要教科に多くの時間を割いています。

  • 国語:6単位
  • 数学:6単位
  • 外国語(英語):6単位
  • 理科:4単位
  • 社会:3単位
  • 宗教(道徳領域):1単位

国語・数学・英語が各6単位というのは、一般的な公立中学と比べてかなり多い印象です。予習・復習の徹底が求められる環境で、「自ら気づき行動する大切さ」を学ぶことになります。

進学校なのに部活動が強い理由

中高一貫校というと「勉強優先」というイメージがありませんか?

ネットで他の進学校を調べると、「部活は週3日まで」「高2で引退」といった情報をよく見かけます。だからこそ、「勉強も部活も両方本気で頑張れる」という函館ラ・サールの方針には驚きました。

ラグビー部は花園に3度出場

函館ラ・サール高校のラグビー部は、全国大会である花園大会に3度出場している強豪校です。

入試説明会で、あるお父さんがこんな質問をしていました。

「進学校なのになぜそんなにラグビーが強いのですか。どういう指導をしているのですか」

学校側の回答はこうでした。

「スポーツ推薦やスポーツコースがあるわけではありません。成績が悪いと部活動に参加できないというルールがあるので、勉強も頑張るのです」

シンプルだけど、これが効いているんだと思いました。

部活動一覧(中学)

運動部と文化部、どちらも選択肢が豊富です。多くの部活動が高校生と一緒に活動しています。

運動系:野球部、ラグビー部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、テニス部、陸上部、卓球部、柔道部、体操部

文化系:棋道部(全国大会常連)、理科部、茶道部、グリークラブ、写真部、吹奏楽局など

棋道部が全国大会常連というのも見逃せないポイントです。「部活もそこそこに切り上げて放課後の自習時間を重視する進学校もあるなかで、好きなことを思いっきりできるのが函館ラ・サールだ」と、学校関係者が力強く話していたのが印象的でした。

大部屋寮とスマホ禁止|時代遅れ?いや、狙いがある

函館ラ・サール中学校の最大の特徴が、50人大部屋寮とスマホ・タブレット・PC・ゲーム禁止という環境です。

「そんな環境、時代遅れでは?今やネットなしでは何もできないでしょ」

そう思う方も多いでしょう。私も同じです。

なぜ大部屋・ネット禁止なのか

学校側の説明はこうです。

「スマホを持ち込めない環境で家族以外の人と過ごすことで、社会に通用する人間力を高める」

昔は100人部屋だったそうですが、現在は約50人部屋。これは日本で唯一の規模です。「不自由」ながらも生涯の友を得るかけがえのない財産になる、と学校は説明しています。

コロナ流行をきっかけに、隣り合う二段ベッドの上下左右は空けるようになったとのこと。就寝後は小声でも話してはいけないルールがあります。これ、最初は「厳しすぎない?」と思いましたが、考えてみれば50人が一斉に寝る空間でおしゃべりOKだったら、誰も眠れませんよね。

チューター制度で新入生をサポート

入寮直後の不安を軽減するため、チューター制度が設けられています。入寮後の約2か月間、上級生が1対1で新入寮生をサポートし、集団生活のルールやマナーを指導してくれます。

親元を離れて暮らす中学1年生にとって、頼れる先輩がいるのは心強いはずです。

寮生活の1日(平日の例)

  • 6:40 起床
  • 7:00 朝食
  • 8:30〜15:30 授業
  • 16:00〜18:00 部活動
  • 18:30 夕食
  • 19:20〜22:10 義務自習(休憩含む、約2時間30分)
  • 22:30 消灯

毎日約2時間30分の「義務自習」が組み込まれているのが、進学実績につながっているのだと思います。自分で「勉強しなきゃ」と思わなくても、環境が勉強に向かわせてくれます。

不登校経験者の親として思うこと

うちの長男は小4の2月、コロナ休校明けから不登校になりました。小6で転校して、一時は登校できたものの、その後は放課後登校になりました。

あのとき長男を見ていて感じたのは、「環境が変われば人は変わる」ということ。転校直後の1か月、毎日登校できたあの姿は今でも忘れられません。

だからこそ、「環境の力で人を育てる」という函館ラ・サールの考え方は、理屈としてわかるんです。もちろん、寮生活が合う子・合わない子はいます。でも「集団生活が苦手だから無理」と最初から決めつけなくてもいいのかもしれません。

年間行事|函館フィールドワークから海外研修まで

函館ラ・サール中学校には、特色ある行事がいくつもあります。

函館フィールドワーク(中学1・2年)

地元・函館の歴史や企業について学ぶプログラムです。調査した成果は保護者対象の発表会で披露します。「学んだことを人に伝える」経験は、将来必ず役立つスキルです。

海外研修旅行(中学3年)

ホームステイをしながら現地校のバディと一緒に授業を受ける独自プログラム。単なる観光旅行ではなく、現地の学生と交流しながら学べるのが魅力です。

その他の行事

  • スキー研修(2月・中学の伝統的な授業行事)
  • 遠足
  • 学園祭(中高合同)
  • 雪中運動会(中高合同)

北海道ならではのスキー研修や雪中運動会があるのも、函館ラ・サールの特徴です。

カトリックのミッションスクール|宗教が違っても大丈夫

函館ラ・サール学園はカトリックのミッションスクールです。

「うちはカトリックじゃないんですが…」という質問に対して、学校側はこう答えていました。

「問題ありません。週1回、宗教の授業があるのでカトリックについて学ぶことになりますが、信仰している宗教によって対応を変えることはありません」

私自身、大学の必修科目で仏教を履修したことがあります。自分自身を見つめる貴重な学習だったと今でも思っています。宗教が違っても、子どもにとって新鮮で有意義な教科になるはずです。

理事長はカトリックの修道士でもあり、世界中のラ・サール修道会のブラザーが函館に来られた際には交流できる機会もあるようです。

進路指導|中学から始まるマンツーマンサポート

函館ラ・サール中学校では、中学校段階から定期的な進路説明会が実施されます。「高校受験がないから進路指導は後回し」ではないのです。

豊富な資料に基づいた目標設定が行われ、志望校に応じた添削指導などマンツーマンでの手厚いサポート体制が整っています。

中高一貫校のメリットは「6年間で大学受験に向けて計画的に準備できること」ですが、それを活かすには早い段階からの進路指導が欠かせません。この点、函館ラ・サールはしっかり対応しているようです。

2026年度入試情報|試験日程と出願方法

中学受験を検討している方のために、最新の入試情報をまとめました。

試験日程

  • 一次入試:2026年1月8日(木)
  • 二次入試:2026年2月2日(月)

北海道の中学受験は1月上旬が多いです。うちの長男が受験したときも1月8日前後でした。本州の受験が2月上旬スタートなので、「北海道で腕試し」という首都圏の受験生も一定数いるようです。

試験会場(2026年度)

函館本校のほか、全国各地で受験できます。

  • 函館(本校)
  • 札幌
  • 旭川
  • 東京
  • 名古屋
  • 大阪
  • 福岡

地方会場があるのは、遠方の受験生にとってありがたいポイントです。

費用|令和7年度の学費・寮費まとめ

気になる費用についても、最新情報をまとめました。

入学時にかかる費用

  • 入学金:200,000円
  • 入寮費:100,000円

月額費用

学費等:77,100円

  • 授業料:44,000円
  • 海外研修旅行積立金:20,000円
  • 施設設備費:10,000円
  • その他

寮費:80,000円(3食の食費、洗濯代、光熱費を含む)

学費と寮費を合わせると月額約157,100円。年間で約188万円になります。寮費に食費・洗濯代・光熱費がすべて含まれているのは、わかりやすくて良いですね。

制服等

  • ブレザー:29,700円〜
  • スラックス:15,620円〜

指定の制服があります。

まとめ|函館ラ・サール中学校が向いている子

函館ラ・サール中学校について調べてきて、「こんな子に向いているのでは」と感じたポイントをまとめます。

  • 環境を変えて心機一転したい子
  • 勉強も部活も両方本気で頑張りたい子
  • 全国から集まる仲間と切磋琢磨したい子
  • 親元を離れて自立心を育てたい子
  • スマホやゲームから離れた環境で集中したい子

「不自由」だからこそ得られるものがある。函館ラ・サール中学校の教育方針を一言で表すなら、そういうことなのかもしれません。

中学受験は選択肢のひとつです。お子さんに合った学校を見つける参考になれば幸いです。

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