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こんにちは。しろももです。
残念ながら熱望校が不合格だった方は、追加合格・繰り上げ合格を待ちつつ苦しい日々を過ごしていることでしょう。
現在中2の我が子は「追加合格」で私立中高一貫校に入学しました。一度中学受験から撤退してからの再挑戦という特殊な受験ということもあり、「願書提出の間に合った学校」を受験したため情報収集もままならない状況でした。
そのため、一般的な志望校選びをせずに受験しているので、みなさんとは前提条件が異なると思いますが、追加合格のながれについてまとめました。
この記事でわかること
1 【追加合格・繰り上げ合格】電話連絡の実際
2 電話に備え事前に準備すべきこと
3 合格を待つ間の「気持ちのもち方」と「オススメの行動」
不合格通知から2日後に追加合格
2022年2月のある日、受験校のホームページで不合格を確認し
まあ、そんなもんだよねー。落ちると思った。
という息子にねぎらいの言葉をかけ、その翌日に届いた速達で不合格通知を受け取りました。そこには「数日中に追加合格の連絡があるかもしれない」との記載があり、来るか来ないかわからない電話をちょっとだけ期待していました。
「追加合格の電話」がきたのは、不合格通知を受け取った2日後の午後7時頃近だったと記憶しています。
不合格通知到着
Webでの合格発表翌日には、速達で不合格を知らせるこんなお手紙が届きました。
もしかして受かることがあるかも!なんて少し期待してたけど。
現実は厳しいね。でもいい経験ができたと思えば・・・
お手紙を最後まで読んでいくと「今月中に追加合格の電話があるかもしれない」と書いているではありませんか。
追加合格なんて本当にあるのかな。追加合格だと最下位での入学ってことでしょ〜、勉強についていけるわけないよね。来週は公立中の入学説明会があるみたいだし、今月中に追加合格があるかもとか言われても、制服の準備にも時間がかかるし、合格の見込みが全くないならそう言ってほしいんだけどな〜。期待持たせるような言い方するなんて残酷だわ〜。
と、こんな感じで親は来るかどうかわからない電話を気にする生活が始まりました。
ゲーム三昧だよ。今まで自主的にゲームから離れていたけど、もう終わったから遊ぶんだ〜
まあそんなもんです。でも際限なくゲームをするのではなく、約束の時間内で遊ぶところは変わったなと思っていました。ご飯だと呼びに行けば文句も言わずに食べに来る。
そういうところは、今まであまり見られない変化でした。
そんなある日、ご飯を食べて自分で食器をキッチンに下げ、弟とゲームを再開していた時のこと。
珍しいことをするなあと思いながら、テレビを見ながら少し遅い夕食をとっていました。
今思えば電話がくる気配を感じていたのかもしれません。
電話に備え事前に準備すべきこと:入学の意思確認
ごはん中。受験した中学校からの着信だと気づき、慌ててご飯を飲み込む。ついていたテレビを消そうとするもリモコンが見つからず、テレビをつけたままドキドキしながら電話に出ました。
合格点に近く、第一志望であることから「追加合格候補」となるのですが、本人とご家族はどのように考えていますか。この場で入学の意思を確認できたら「合格決定」となります。
幸い、今日の昼間に息子に入学の意思確認をしていたので、このように即答しました。
息子はぜひ入学したいと話しておりましたし、家族も同意しております。
それでは「合格決定」となります。
一つ質問させてください。一次入試を受けなかった理由はなぜですか。
この学校は1月に一次入試、2月に二次入試という形で2度チャンスがあります。
受験のためにと小1から塾に通っていたのですが、コロナ休校から不登校になって次第に塾の勉強にもついていけなくなったので受験をしないことにしたのですが、年が明けてから受験に挑戦したいと息子が言った時には、一次入試の出願に間に合わなかったからです。
そのほかには、質問されてもいないのに「寮生活を通して人との関わりを学んでほしいと思っていることや、本人も寮生活を楽しみにしていることを一方的に話してしまいました。
入学入寮関係書類は速達で送付すると言われ、電話は終わりました。
私はずっと涙が止まりませんでした。
合格が決まって思ったこと
受験は残酷にも「合格」か「不合格」に分けられます。
子育てで苦労したこと、受験勉強でぶつかったこと、いろんなことを思い出しました。
中学受験は親が9割だという書籍の言うとおり、親の伴走が欠かせません。塾でのクラスが思うように上がらず悔しい思いをしたときのことなど、家庭ごとにたくさんの思い出があるのではないでしょうか。
我が家は、小4の3学期から不登校になり、一度は受験をあきらめたものの直前になって挑戦したいという気持ちになった息子を全力で支え、短い期間ではありましたが伴走しました。受験校のレベルによっては、短期間では合格を勝ち取れないでしょう。
息子の合格した学校は有名校ではあるものの、レベルの異なる入試があることから、学力差の大きい生徒が集まっている印象です。
スタートの学力差は心配にもなりますが、中学受験レベルの学習をこなしてきた子たちは、中学の内容もかじっていると思っています。これからの頑張りによっては追加合格だということを忘れさせるくらいの学力がつく可能性もあると信じています。
「基礎が大事」だということ、「諦めないで挑戦すること」がとても重要だと身をもって経験できました。
ご縁があって合格をいただきましたが、このまま不合格だったとしても彼の人生にはこの経験がきっと役に立つものであったと確信しています。私自身もです。
不登校を証明する通知表のコピーを願書に添付していましたが、この学校はそんな子どもも受け入れてくれるのです。本当にありがたい。
そしてそんな息子の寮生活が始まります。仕事で一緒に過ごせなかった時間をほんの少しだけ遅れて取り戻し、そしてまた親元を離れていこうとしています。
息子自身が決めた道です。精一杯応援しようと思います。
「気持ちのもち方」と「オススメの行動」
SNSでは中学受験の合格を知らせる投稿があとを絶ちません。
SNSは残酷で非常に苦しいものです。お子さまはもちろん、伴走した親にとってもつらいでしょう。しばらくSNSから離れましょう。SNSが原因で苦しい時間を過ごすのは損です。
頑張ったお子さまの結果がどうであっても、中学受験経験自体、一般の小学6年生よりも多くの経験をしたことに自信を持ちましょう。
こころの成長も学力の向上も間違いなく、受験を経験しない小学6年生とは違います。希望した学校に進学できなくても今までの経験は決して無駄にはなりません。
頑張れ中学受験生。応援しています。
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