一度撤退したはずの中学受験に挑戦しようと決心した理由を考える

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一度撤退したはずの中学受験に挑戦しようと決心した理由を考える

こんにちは、しろももです。

小学校の5〜6年生を不登校で過ごした息子が、私立中高一貫校に進学しました。

中学受験までの道のりは順調ではありませんでした。

学校に行けなくなってからも塾には通っていましたが、実際にはゲームセンターで時間をつぶしていたことがわかったことから、受験したくない気持ちがあるのなら受験も塾もやめようということになり、小6の春に退塾しました。

共に勉強していた同級生は「四科のまとめ」を解き始めたり、「合不合テスト」「日曜特訓」など受験生ならではのスケジュールをこなし始める時期でした。

もう塾には行かなくていい。学校には行かない。好きなだけ寝ていられる。・・・

本人が一番安心したのではないでしょうか。

実は親である私もモヤモヤしていた気持ちがスッキリし、なぜかこころ穏やかに生活できるようになりました。また、私も休職することになったので、仕事や時間に追われない日々を過ごし、自分自身と向き合う時間ができたのです。こんな時間は人生ではじめてだと思えるくらいゆったりしていました。

一方、息子は2ヶ月ほどプログラミングを習っていましたが、それ以外はオンラインゲームをしていました。

「記念受験でもいい」という思い

受験を決心したのは、「今までの学習内容が定着していたからだろう」「自信があったんだろう」と思われるかもしれません。

自宅では集中して学習に取り組めず、全ての宿題をこなしたことがほとんどありませんでした。

塾で授業を受け、週テストなどはぶっつけ本番。テスト対策はほとんどしませんでした。

組み分けテストで下位クラス(Aコース)だったということは、基礎が固まっていない証拠です。難しいテストを受け、解けないことや点数を取れないことで自己肯定感も低下していたものと思います。

しかし退塾後半年以上が経過したある日、

おちび
おちび

やっぱり受験しようかな。記念受験でもいいから。

と言ったのです。

周囲の人から受験を勧められたわけでもなく、息子が自分で決心したのです。

約2年間の不登校や転校などの経験や、自宅で好きなことをして過ごした時間が、自分自身と向き合う時間にもなり、「ケジメをつけよう」という気持ちになったのだと考えます。

これまでたくさんの習いごとをさせてしまいました。

我が家以上の経験をし、習いごとも勉強もこなしているお子様はたくさんいるでしょう。

「部活を頑張っている子は勉強もできる」という話、よく聞きますよね。実際、スポーツ選手や芸能人は高学歴の方が目立ちます。

気持ちの切り替えが苦手な我が子も、こころに余裕ができて自分なりに考えて出した結論だったからこそ、中学受験に挑戦するという目標を設定し学習できたのだと思っています。

【結論】自身と向き合えば前にすすむ。子どもの人生は親の人生ではない。

母

なぜ学校に行かないんだろう、どう働きかけたら学校に行ってくれるのだろう。

子どもの不登校、退塾・・・この先どうなってしまうんだろうと「不安」しかありませんでした。

しかし、子どもの人生です。12歳は自分のことを考えられる年齢でもあるんですね。自分が12歳の時はどうだったかなと思いながら、息子自身が決意した「中学受験への挑戦」はとても誇らしいものでした。

まだ年齢的には子どもではあるものの、ひとりの人間として尊重し、決定権を委ねるべき場面もあるのだと学んだ40代母なのでした。

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