小学校低学年の登校しぶり|親ができる朝の関わり方

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小学校低学年の登校しぶり|親ができる朝の関わり方

朝、玄関の前で「行きたくない」と泣かれると、親のほうも一日中、心がざわついてしまいますよね。まだ入学して間もないのに、どうして——そう思うたびに、自分の関わり方が悪かったのだろうかと責めてしまう。同じように悩んでいる親御さんは、決して少なくないのではないでしょうか。

わが家の長男が学校に行けなくなったのは小学4年のときでした。共働きで毎日があわただしく、正直なところ、それより前の小さな変化に気づく余裕はありませんでした。低学年のうちの「行きたくない」は、こんなふうに見過ごされやすいものだと思います。だからこそ、気づけなかった自分を責める必要はないのだと、今は思えるようになりました。

少し一般的な話をすると、子どもの小さな変化は、家庭に余裕があるときほど気づきやすいものだと思います。仕事や下の子のことなどで、親のどちらか一方に負担が偏ってしまうと、家庭全体が余裕を失い、サインを受け止める力も弱くなりがちです。これは誰か一人が悪いという話ではなく、家族でどう支え合うかという課題なのだと思います。ですから、気づけなかったことを、どうか一人で背負い込まないでくださいね。

低学年の登校しぶりは、いま珍しくない

まず知っておいてほしいのは、低学年の登校しぶりが特別なことではなくなっている、という事実です。小・中学校の不登校は約35万人と過去最多で、そのうち小学生は約13万7千人。特に小学1・2年生は、10年でおよそ7倍にまで増えています。「うちの子だけ」ではないのです。

登校しぶりのきっかけは、いじめのようなはっきりした理由ばかりではありません。統計でも、小中学生を通じていちばん多いきっかけは「無気力・不安」で、半数以上を占めます。低学年の場合、本人も「なぜ行きたくないのか」をうまく言葉にできないことがほとんどです。理由を問い詰めても答えが出ず、親子で苦しくなってしまうこともあります。

「無理に行かせる」の前に知っておきたいこと

低学年は、ほかの年代に比べて家庭での関わり方の影響が大きい時期だと言われています。だからこそ、「無理にでも行かせたほうがいいのでは」と迷う気持ちも、とてもよく分かります。

ですが、朝の甘えを受け止めることは、けっして「甘やかし」ではありません。低学年の子どもにとって、安心できる大人がそばにいてくれる感覚は、外の世界へ踏み出すための土台になります。まずは家を安心できる場所にすること。それが遠回りのようでいて、いちばんの近道になることも多いのです。

親ができる朝の関わり方

そのうえで、朝にできる具体的な関わり方をいくつか挙げてみます。

一つ目は、朝の甘えを受け入れることです。抱きしめてほしい、少しそばにいてほしい——そんなサインには、できる範囲で応えてあげてください。二つ目は、愛情の言葉を伝えることです。「行っても行かなくても、あなたは大切」という気持ちが伝わるだけで、子どもの表情がやわらぐことがあります。

三つ目は、朝食を本人が食べたいものにすること。小さなことですが、朝の食卓が楽しみになると、起きるハードルが少し下がります。四つ目は、できたことを小さく肯定することです。着替えられた、玄関まで行けた。行けた・行けないの結果ではなく、その手前の一歩を認めてあげてほしいと思います。

学校を休む日が続くと、勉強の遅れも気になってきますよね。そんなときは、家で本人のペースに合わせて学べる、オンラインの個別指導を取り入れると、親の焦りもやわらぎます。先生が一緒に伴走してくれると、机に向かえない日は無理をせず、気が向いたときに少しだけ、という進め方もしやすくなります。

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一人で抱えないために——相談先を持っておく

低学年の登校しぶりで、いちばん避けたいのは、親が一人で抱え込んでしまうことです。まずは担任の先生に、家での様子を共有してみてください。スクールカウンセラーや、市町村の教育支援センターも相談先になります。

北海道にお住まいの方は、北海道教育委員会の不登校支援ポータルサイト(保護者向け)に、相談窓口や多様な学びの場、保護者向けセミナーの情報がまとまっています。「どこに相談していいか分からない」というときの、最初の入り口として役立ちます。

そして、親自身の気持ちのケアも忘れないでください。子どもの登校しぶりが続くと、親のほうが眠れなくなったり、涙が出たりすることもあります。誰かに話すだけで、ふっと軽くなることがあります。対面の相談がむずかしいときは、オンラインで気持ちを聞いてもらえるサービスを頼るのも一つの方法です。当ブログでもオンラインカウンセリングcotreeについて紹介していますので、よければのぞいてみてください。

子どもより先に、親のほうが疲れてしまうこともあります。

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なお、長期休み明けは特に登校しぶりが出やすい時期です。あわせて夏休み明けの「学校に行きたくない」に、親はどう向き合う?も読んでみてください。

おわりに

低学年の登校しぶりは、「毎日行けること」をゴールにしなくていいのだと思います。今日は玄関まで行けた、今日は少し笑えた。その小さな一歩を、親子のペースで積み重ねていく。長い目で見れば、その積み重ねが子どもの力になっていきます。

朝がつらいのは、お子さんだけでなく、支えるあなたも同じです。どうかご自身のことも、大切にしてくださいね。

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