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こんにちは。しろももです。
同級生が受験勉強の追い込み時期である年末、受験せず公立中に進学する予定だったので家族旅行をしました。
そして年を越したある日のこと。
やっぱり受験したい。
頑張るなら応援するよ。
すでに年明け、受験本番です。札幌近郊の中学校の出願はすでに年内に終わっていたので、今から出願できる学校が道内にあるか探すことにしました。
出願可能な中学校はすぐにみつかりましたが、入試まで数週間しかありません。
学校名だけは知っていましたが、詳しくは知りませんでした。
塾で使っていたテキスト【予習シリーズ】を今から始めるには量も多く難しい。学校の教科書はほぼ新品で開いた跡さえついていません。
とにかく基礎レベルの問題が解けるかどうかを確認する必要がありました。
まず担任の先生に受験すると伝えようということになりました。
【担任に依頼】過去問に目を通してもらい攻略法を相談
3学期になり担任から息子の様子を伺う電話が来ました。卒業制作の話もあり、一度学校に顔を出すことになりましたが、受験することにしたとはまだ伝えていませんでした。
元気そうでよかった。
笑顔で迎えてくれた担任の先生。息子はモジモジしながら言いました。
中学受験することにしました
そうか!自分で決めたんだから最後まで頑張ってみよう!
過去問を持参していたので先生にパラパラと見ていただきましたが、当然学校の内容より難しい問題が並んでいます。
結構難しいね。
まずは教科書だよ、基礎をしっかりやることだね。
学校では2学期までに6年生の内容は終わっていたようです。中学受験をする子どもは他に一人しかいないクラスでしたが、学習が進んでいる子どものために算数の発展問題を準備していたとのことで、それをいただけることになりました。
とにかく教科書のまとめの部分と先生からいただいたプリントで基礎固めをすることになりました。
重要ポイント
やっぱり基礎は大事。迷わず解くことができれば不登校でも合格の可能性はぐんとあがる。
【基礎が大事】受験勉強はたったこれだけ
受験を決めてから使用した教材です。全て完璧にこなしたわけではありません。
- ①息子が選んだオールカラーのドリル
- ②スタディサプリ
- ③算数:6年生教科書と担任からいただいた発展問題のプリント
- ④高校1年生の先輩が中学受験の時に使った暗記本
- ⑤新しく購入:時事問題2冊、全科一問一答の本
- ⑥受験校の過去問3年分(親が分析。出題傾向が見えてきたところで、この学校のある土地にまつわる問題や、今年度北海道で起きたニュースなどを整理)
- ⑦塾で使用していたノート(食塩水、てこ)
このドリルならやれそう。
「息子が自分で選んだ」というところが重要です。
今までは塾や親が与えた問題集に取り組む環境にしかありませんでしたが、本屋にあるたくさんのドリルを自分の目で比較し決定した意義があったと感じています。
5教科で一冊になっています。
今から発展問題に手をつけるとかえってやる気を損ねてしまうので、基礎の定着の程度を確認するために使用しました。
全く解けないところが弱点だとすぐにわかるので、同じ問題を何度も解くことで基礎固めにはちょうどよかったです。
2〜3週間もあればゆっくりでもやり切れるボリュームでした。学習は1日に2〜3時間程度、休憩をはさみながらでしたが、問題を解いている横で丸つけをしたり、時にはよく理解していない部分を説明したりととにかく一緒に取り組みました。
英語は入試には関係なかったので受験勉強には使用しませんでしたが、知識の程度を確認するためにおさらいしました。(小5の時に英検5級取得済み)
勉強の途中でペットと遊ぶことがしばしばありましたが、それも見守りました。入試まであと3週間、焦るのは親。でもここで「勉強しろ」と怒って本人の学習への意欲がなくなっては元も子もありません。
このようにして10分程度の休憩を挟み、再び机に向かうのでした。
ゲームをしすぎないようスマホには制限をかけていましたが、スタディサプリだけはいつでもスマホ見られるよう制限解除しました。一緒に学習するときは大きいTVに映して進めました。
時には映像授業がBGM化しましたが、復習が必要な単元を洗い出し、二度三度見直しました。
新型コロナ流行のため、学校でも理科の実験ができなかったと聞いていたので、スタサプの実験映像は充実しておりとてもよかったです。中学受験を考えていなくても興味の持てる工夫がされているのがスタサプだと思いました。
また、15分ほどで一つの映像授業が終わるので長い時間集中する必要もなく、休憩をはさみながら学習に取り組めたと思います。(個別指導は公立中学校に通う生徒が対象だそうです)
③算数:6年生教科書と担任提供の発展問題プリント
教科書の巻末には発展問題も記載されており復習には最適です。基礎=教科書ですね。
教科書の問題を迷いなく解けるようになることが最低限の目標だったのでちょうどよい量でとてもよかったです。
教科書をあなどってはいけませんね。
発展問題プリントには中学受験問題が入っていたのでちょうど良い難易度でした。どこから引っ張ってきのかわかりませんでしたが、中学受験問題の中でも比較的やさしい問題だったと思います。
最近では次男の通う公立小学校で出される宿題としてちびむすドリルというサイトのドリルを持ち帰ってきます。登録は無料ですし、幼児〜中学生までのドリルが無料で使えるので利用するのもいいですね。
④現高校1年生の先輩が中学受験の時に使った暗記本
受験校には私の知人のご子息が通学されており、学校や寮について教えていただきました。その中で、中学を受験する時に使ったという本をいただきました。そこにはたくさん付箋がついていて頭の良さが伺えました。
付箋には曜日ごとに学習する範囲を示しており、繰り返し学習したといいます。
語呂合わせなどもたくさんありましたが、受験まで3週間の息子には間に合うはずもなく、算数の公式を確認した程度、全くと言っていいほど手をつけられませんでした。
譲ってもらったのは「ポケでる」シリーズです。持ち運びに便利な小さいサイズですので、通塾時の電車やバスの中でも使うことができますね。
いろんなシリーズがあるので載せきれません。探してみてくださいね。
ちなみにこの本を譲ってくれた先輩は、現在「学年1位の成績で東京大学を受験する予定」だそうです。
中学受験では「追加合格」だったそうです。入学時点での成績は関係なく、入学後に頑張れば上位に行けることを証明してくれています。
それにしてもその子のお父様は医師、さらにそのお父様は教員として勤務していたそうです。DNAからして違うのかも・・・?
⑤新しく購入したのはこの3冊(時事問題は最新のものに差し替えています)
入試3日前にこの3冊を購入。
時事問題は2冊を比較し重複しているところは重要だと考えました。重複していない内容もあり、2冊の内容を読み込みました。
10大ニュース、重大ニュースなどに出てくるキーワードは「暗記」しました。世界遺産や環境に関する問題は出そうだよね、とニュースに目を通して自分の意見を述べるなどしながら整理していきました。
全科一問一答はほとんど使う時間がありませんでした。完全にお守りと化していました。
⑥受験校の過去問3年分
パラパラと担任に見てはいただきましたが、数分程度です。細かい分析は私がしましたが、到底塾による分析には敵いません。でもやるしかありません。
時間さえあれば過去3年と言わず、もっとさかのぼると思うのですが3年分にしました。
まずは合否を左右すると言われる算数から。
息子が受ける学校の出題傾向が見えてきたところで①のドリル(下記)を使用し再度復習。
次に社会。この学校の試験問題はその土地にまつわる問題が必ず出題されていたことと、北海道内で起きたニュースが多かったので、1年を振り返り重要なニュースを整理しました。
⑦塾で使用していたノート
過去問には「てこ」「食塩水」の問題が出ていたのですが、学校の教科書には載っていません。私は段ボール箱にしまってあった「予習シリーズ」を探しました。
それと同時に息子には塾で使用していたノートを探してもらいました。
塾にはノート自体を忘れたり、他の教科のノートと共有するなどしていたのでまとまっていませんでした。しかし確認したかったこれらの内容は奇跡的に残っていたのです。
しかも、その時の塾の授業の様子を覚えており、思い出しながら解くことができたのです。難易度を変えた問題も解かせてみたくなりましたが、ここでは「てこ」と「食塩水」の解き方を確認するにとどめ、それ以上は問題を解きませんでした。
塾で受けた授業をふと思い出し、今回のように役に立つこともあるんだなと思いました。
そして、受験の日を迎えました。
あっという間の3週間。私の短い伴走は終わり。結果はどうであれ、頑張ったことに拍手を送るのでした。
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